医療法人如水会 嶋田病院の理念
常に医療技術の研究改善を怠らず、職員の資質向上を図り、良質の医療を提供することで病める人たちの信頼に応える。強く安定した病院運営で社会の期待に応え続けることが、我々の使命である。
平成18年3月30日 記
基本方針
- 患者の権利を尊重し、患者とともに向上する病院でありたい。
(ア) 納得診療(インフォームドコンセント)
(イ) 診療の選択・決定への協力(セカンドオピニオン)
(ウ) 守秘義務 - 不易の精神と医療専門職の誇りに根差した最高の医療を目指す。
(ア) 科学的根拠に基づいた医療の提供(EBM)
(イ) 教育と学習の機会を等しく与え、職員の自己実現(働き甲斐)を創出
(ウ) 研究開発と情報発信を継続的に行う - 地域医療ネットワークにおいて重要な地位を確立する。
(ア) 腎不全医療における病診連携を重視し、その中で亜急性期〜慢性期医療を担う
(イ) 県下唯一の痛風協力医療機関 - 医療を通じて地域社会へ貢献し続ける。
(ア) 内科・泌尿器科領域で地域住民の健康に寄与する
(イ) 専門外領域に関しては地域医療ネットワークの積極的な活用を図る
シンボルマークの意味

このマークは1976(昭和51)年8月、嶋田病院(熊本市練兵町39)として、新築移転した時から使用しているものです。
一般に治療を行うことを「手当をする」と申しますが、このマークは両手で患者さんを支えること、また暖かく包み込むこと、つまり手当をしている状態を象徴しています。
同時に平和のシンボルである鳩を「手」の形になぞらえて「和やかな手当」をも象徴させたものです。つまり如何なる状態においても、和やかな心を以って治療に当たり、「鬼手仏心」の鬼手の部分を少しでも穏やかにし、病める人たちに喜んで戴こうと言う趣旨を表したものです。
このシンボルの意味するところを、全職員が肝に銘じて日常の診療に従事するよう心がけています。
経歴
| 1974(昭和49)年 | 透析液組成の改良に着手 |
| 1975(昭和50)年 | 日本腎臓学会誌11巻9号に「数式による透析効果の予知」発表 |
| 1977(昭和52)年 | 透析液浸透圧及び高ナトリウム透析液の研究に着手 |
| 1978(昭和53)年 | 重曹透析の研究に着手 |
| 1980(昭和55)年 | 重曹透析液混合装置完成 |
| 1981(昭和56)年 | 全透析装置を重曹透析とする高ナトリウム透析液(ナトリウム濃度145mEq/l)の有用性について九州透析研究会(14回)発表 |
| 1983(昭和58)年 | 新型血液ポンプ(TR-27)研究開発 当院でアイディアを発案し(株)東レメディカル社に製造させたもので、患者体内への空気誤注入事故を激減せしめ、透析治療の安全性向上に大きく貢献した。現在市販されている透析装置の全てにこの機構が用いられている。 |
| 1984(昭和59)年 | 処方透析装置完成 本院で考案し(株)日機装社に製造依頼したものである。透析液イオン(Na,K,Ca)濃度は患者各個で至適濃度が異なっており、それぞれに異なる処方を 必要とする。本装置を用いることで個々の患者の状態に応じて透析液組成を変更しての使用が可能となる。このことは患者の延命に大きく貢献している |
| 1985(昭和60)年 | 処方透析について日本透析医学会(30回)に報告 |
| 1991(平成3)年 | 血液透析濾過装置(嶋田病院式プッシュプル装置)を自家開発。 本機は現在使用されていないが、本機の登場により、それまで煩雑で敬遠されていた血液透析濾過法(hemodiafiltration) (HDF)が容易になり、その普及に拍車をかける契機となった |
| 1992(平成4)年 | 「阿蘇シンポジウムPush&Pull-HDF」の代表世話人として 全国から280人の専門家を集め好評を得た |
| 1993(平成5)年 | International Hemodiafiltration Symposium(名古屋)において 「A Simple Method of P/P hemodiafiltration」を発表 |
| 1994(平成6)年 | 前記がContribution to Nephrology Vol. 108(p71〜78) (スイス)に掲載された。 |
| 1996(平成8)年 | 「各種ダイアライザーの生体適合性 PaO2をメルクマールとして」 九州人工透析研究会(29回)にて発表 |
| 1998(平成10)年 | ポリエステルスルホンダイアライザーの性能評価 九州人工透析研究会(31回) 「各種ダイアライザーの溶質除去能の比較」 日本透析医学会(43回)で発表 |
| 1999(平成11)年 | 「透析低酸素血症とダイアライザーの生体適合性について」 日本透析医学会(44回)で発表 |
| 2001(平成13)年 | 「中日腎科医生学術交流会」より招請を受け、石家荘、ハルピン、瀋陽にて「処方透析」について講演 |
| 2003(平成15)年 | 「ポリフラックスS MW-20の性能評価」 日本透析医学会(48回)に発表 |
| 2004(平成16)年 | 「内部濾過促進型ダイアライザーBS-2.IUL(IFE=HD)とPAN="SF (Push/Pull-HDF)の溶質除去性能の比較」 日本透析医学会(49回)に発表 |
| 2005(平成17)年 | 「透析前後における生体水分分布の比較Body Composition Analyzer(InBody3.2)を用いて」 日本透析医学会(50回)に発表 (Push/Pull-HDFからIFE-HDへ変更後のQOLの比較) 日本透析医学会(50回)に発表 「当院における災害対策の取り組み(カウンター設置型コンソールの地震対策は可能か?)」 九州人工透析研究会(38回)に発表 |
『患者の権利章典』
嶋田病院は、「患者様中心の医療」の理念のもとに、患者様との相互信頼関係に根ざした医療を行うことの大切さを十分理解し、患者様一人ひとりには、次の権利があることを確認します。患者様の権利
- 個人の人格が尊重される権利
誰もが、その人格、価値観などを尊重され、医療提供者との相互協力関係のもとで医療を受ける権利があります。 - 良質の医療を受ける権利
誰でも、どのような場合でも、良質な医療を平等に受ける権利があります。 - 説明・情報を受ける権利(インフォームド・コンセント)
自分の病気、検査、治療、予後等について、理解しやすい言葉や方法で、納得のいくまで十分な説明と情報を受ける権利があります。 - 自己決定の権利
十分な説明や情報提供を受けたうえで、検査や治療の選択を自らの意志で決定する権利があります。 - セカンドオピニオンの権利
病気の診断や治療方針について、主治医以外の医師による診察や意見を聞く権利があります。 - 知る権利
必要に応じて、自分の診療記録の開示を求める権利があります。 - プライバシー保護の権利
診療の過程で得られた個人情報や自分のプライバシーは厳正に保護される権利があります。
患者様にお守りいただくこと
- 良質な医療を実現するためには、医師や医療従事者に対し、患者様自身の健康に関する情報を正確に伝える義務があります。
- 納得できる医療を受けるために、説明を受けても十分理解できなかった事柄については積極的に質問し、治療に専念する義務があります。
- 全ての患者様が適切な医療を受けられるようにするため、患者様には、他の患者様の治療や病院職員による医療提供に支障をきたさないよう配慮し、協力する義務があります。
