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嘉島地域連携講演会

2018/08/30

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活動報告

8/30(木)嘉島地域連携講演会が開催されました。
当院の理事長も座長で参加しました。
初めに代謝内科の末藤先生より「糖尿病外来の取り組み」をお話ししていただきました。
糖尿病性腎症予防のお話しでは、合併症予防に向け、症状が乏しい患者さんに対して病識をしっかりもっていただくような関わり方、早期発見・治療することが大切になって行くことのお話しがありました。当院は、本院であるCKD外来へ連携が図れることも強みでありますが、かつ、行政・地域・他の医療機関と連携し、患者さんのために一人でも腎症を予防して行こう。という熱意が伝わってきました!!

回生会病院院長大橋先生からは「地域連携の現状と課題」の話がありました。以前は医師間で連携し病院一つで済ませていたことが、現在は、基幹病院との連携パスを活用しコメディカルも入り専門的に継続した治療をしています。また、社会復帰へ向け行政・地域・在宅・病院と連携を図り患者さんの退院支援の確立・社会復帰後のフォロー体制ができているそうです。課題としては、基幹病院との連携体制は整ってきているが、地域の各病院との連携体制が十分ではないと話されており、コメディカル同士の連携強化の必要性を話されていました。

のぐち皮ふ科院長野口先生からは「爪水虫の治療について」お話しがありました。先生は自衛隊の訓練期間中の水虫の研究を始め、水虫治療に現状をお話しされていました。日本人は10人に1人の割合で罹患し、配偶者からの感染が多い為、家族で治療していく必要性があると実感しました。
また、完治しても再発率が80%と高く、24時間湿度におかされないと菌の繁殖、感染しないが、夏場の長靴等、湿度があると環境下だと10時間で繁殖・感染をしてしまうということでした。

今回、各病院・行政・コメディカルにが連携することで専門性を生かした治療を患者さんへ提供ができると感じました。とても由意義な時間を過ごすことができました。

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