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合併症管理

透析が長くなると、さまざまな合併症が起こってきます。動脈硬化・石灰化、副甲状腺機能亢進症、透析アミロイド症(手根管症候群)、かゆみや心不全、悪性腫瘍など。これらの症状をなるべく早く発見・治療ができるように、当院では胃内視鏡検査や超音波検査(心臓、腹部、頚動脈、副甲状腺、シャント)、脈派3誘導、骨密度、足観察(フットケア)といった検査を定期的に行っております。
また、身体能力の低下した方への理学療法士によるリハビリも積極的に行っております。

透析アミロイド症について

透析を長く行っていると、β2-ミクログロブリンからアミロイドと呼ばれる物質が生じ、骨、関節、腸など全身に沈着してきます指がしびれたり、握力が低下する手根管症候群や手足のしびれ、運動障害などの破壊性脊椎関節症が代表的な症状です。

副甲状腺機能亢進症について

腎不全になると血中のCa濃度が低下し、Pも排泄されなくなるため、副甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、二次性副甲状腺機能亢進症となります。骨がもろくなる、関節が痛むなど、多くの症状が出てきます。

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