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睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に何度も無呼吸になってしまう病気です。 無呼吸状態になることで、一時的とはいえ全身が低酸素状態になります。このため、睡眠状態を悪化させるだけでなく、体への負担も大きい病気です。

こんな症状はありませんか?

SASでは、以下のような症状がみられます。

  • いびき
  • 寝ているときの無呼吸
  • 夜中に目が覚める、日中の眠気
  • 起床時の頭痛
  • 常に疲労感やだるさがある

日中の眠気は、作業効率の低下、居眠り運転事故や労働災害の原因にもなります。

検査から治療までの流れ

嶋田病院

問診・スクリーニング

患者様

SASが疑われる場合

患者様

問題なし

検査終了

患者様

パルスオキシメトリー検査

ご自宅で、夜間の低酸素状態の有無を調べます。
(眠るときに指先に器械をつけます。)
約1~2週間ほどで結果が出ます

患者様

結果説明

患者様

精密検査が疑われる場合

患者様

問題なし

検査終了

患者様

PSG検査

当院にて、入院下で睡眠時の無呼吸状態・脳波など詳しい検査を行います。
約2~3週間ほどで結果が出ます

患者様

結果説明

患者様

治療が必要な方

患者様

問題なし

検査終了

患者様

CPAP治療

CPAP療法が開始となります。
※月に1回の受診が必要となります。

治療

AHIが20以上で日中の眠気などを認めるSASでは、経鼻的持続陽圧呼吸療法(CPAP)が標準的治療とされています。CPAPはマスクを介して持続的に空気を送ることで、狭くなっている気道を広げる治療法です。

当院では、簡易検査にて基準値以上の方は、1泊入院にてPSG検査を行っており、その結果、必要な方へはCPAPを導入し、その後のフォローも行っております。また、他院にてSASと診断された方についても、当院にてCPAP導入が可能となる場合がありますので、お気軽にご相談ください。

生活上の注意

肥満者では減量することで無呼吸の程度が軽減することが多く、食生活や運動などの生活習慣の改善を心がけることが重要です。アルコールは睡眠の質を悪化させるので、晩酌は控える必要があります。

予後

成人SASでは高血圧、脳卒中、心筋梗塞などを引き起こす危険性が約3~4倍高くなり、特に、AHI30以上の重症例では心血管系疾患発症の危険性が約5倍にもなります。
しかし、CPAP治療にて、健常人と同等まで死亡率を低下させることが明らかになっています。

SASを疑われる方やお悩みの方は、呼吸器内科を受診されることをお勧めします。なお当院は、呼吸器内科医が在籍しています。

内科外来診療時間

Tel.096-324-3515

診療9:30~12:30 / 14:00~16:00

受付9:00~11:30 / 13:30~15:00

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